過去ログ - cheers!
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51: ◆rTnj5ttQWc[sage saga]
2013/10/16(水) 04:34:19.02 ID:E4c6pW4s0
ミナモ「咲ちゃん、ちょっと手を貸して」ヨイショ

咲「どうしたの? 車椅子から降りるならもっと安全な場所の方が……」

ミナモ「もっと近くで湖面を見たいなーって、危ないかな」

咲「気をつけてね。私はあんまり泳ぎ得意じゃないから落ちたら助けてあげられないしこのあたりには人がいないから……」

咲(今、ここにいるのは私達二人だけ 何か事件が起きたら私が近くの店に知らせに走らなくちゃいけない)

咲(二人 そう二人なら)ドクン

咲(不慮の事故でミナモちゃんが湖に落ちても今なら―――)ドク ドク

咲(今、私は何を考えてたの 今何を)ゾワゾワ


ミナモ「もしもの時は私を助けてくれるよね 咲ちゃん」ニコニコ

咲「もしもだなんて、そんな事言っちゃダメだよ!」

咲「やっぱりダメ お姉ちゃんが来るまで待つのはどうかな それからでも遅くないよ」

ミナモ「大丈夫だよ ちゃんと気をつけるもん」ヨイショ ヨイショ

咲「ダメだって」ギシギシ

ミナモ「咲ちゃん 後ろ危ない!」グイッ

咲「あ、ありがと」

ミナモ「もぅ 咲ちゃんこそ気をつけ――ー」ガタン

咲「あっ」

ミナモ「やばっ 離れて」ドスン




                 バシャーン カラカラ ブクブク



・・・                    ・・・               ・・・


「えっ」 「なんで」 「どうして」


咲「どうして、上がってこないの」

咲(そ、そうだ。知らせに行かないと…… でも間に合わなかったら)


ミナモ『もしもの時は私を助けてくれるよね 咲ちゃん』ニコニコ


咲(ダメ。今から呼びに行っても間に合わない)

咲(せめて、場所だけでも分かれば……)


                      ブク ブクブク


咲「見つけた!」


 時間の猶予はほとんどない。自分の直感がそう言っている。
 そのあとの判断は素早かった。その手がかりを元に咲は飛び込んだ。


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