8: ◆JA37IZ065o[sage saga]
2013/08/29(木) 01:47:13.29 ID:B3d+eSxI0
照「……」チラッ プルプル
あれから電車を乗り換えて、これで目的地までは一本
ただこの路線は都心を通っているだけあっていつも混雑している路線だから都合よく席が空いているなんて事も無く、仲よく吊革を握っている私達。
ふと横を見ると智葉が何か考え事をしている様子
こういう時は声を掛けても良いのかな?それともそっとしといたほうが……
『行く 行かない 行く』
頭の中で選択肢が浮かんでは消えそろそろ処理能力が支障をきたし始めた時唐突に智葉が口を開きました。
智葉「―――そういえば、あれから新人さんの調子はどうだ」
智葉が言う新人とは恐らく大星淡の事なんだろうな。
先日開かれた練習試合で真っ先に対戦した相手であり、今年のホープ
いずれは白糸台を背負って立つ選手になるかもしれない大事な仲間でありどこか彼女の面影を持つ娘。
多分、同じ事を思っているのは私を入れて二人きり、
照「新人さんって、大星さんの事? 多分、智葉の想像通りだよ」プイ
智葉「彼女は大星さんと言うのか。ウチに来てほしかったな」シミジミ
照「そっか、智葉はもう三年だもんね」
照「後を任せられる人材って貴重だよね」
智葉「ああ、ウチにも力のある奴はいるが、チームの柱になれそうな奴がなかなかいなくてな」
照(ちょっと羨ましいな。二人に評価される選手ってなかなかいないのに)
照「あの日は久しぶりに智葉と打てると思ったのに、先に二人で囲んじゃうんだもん酷いよ」
智葉「いくらなんでも、三人で相手するのは可哀想だろ。でもなかなか骨のあるヤツだったぞ」
照「智葉にも気にいられるとは恐るべし大星さん」
智葉「妬いてるのか宮永らしくもない」
智葉「でもあの日はいろいろ収穫のあった練習試合だったからなおさらな。お前も楽しかっただろ」
照「もちろん。すっごく楽しかったよ」
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