過去ログ - むりやり小説ゲーム 三番館
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129:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/09(月) 00:11:25.44 ID:7Ged3qBco
そしてまたちょっとした事件が起きる。売り上げを見て、金の亡者気味になったディムッドが……フランチャイズ展開をするとか言い出す。
最早金しか見えていなく、旅団の資金の為だったそれを注ぎ込み、新たに店舗を構えようと画策するのだった。

「あ、アリシアさん、あの人止めてください。このままだと、旅団の資金、全部フランチャイズ展開に持っていかれてしまいます!」

「そ、そうしたいのだけどね。……無理みたいなの」

「何で無理なんです!? あの人、アリシアさんにだけは優しいじゃないですか!」

「だって……ディムッド、夢はお店を持って、その店で全大陸制覇ってものだったし、その夢しか、今は見えていなさそうなんだもの」

「えぇぇっ!? じゃあ旅団は、兄はどうなるって言うんですかぁ!!」

「でも、正気に戻してあげないとね。それも、仲間である私達の役目だものね」

「私達って、私も入ってるんですかぁ!?」

「フィアちゃん、何だかんだで仲間想いだから助かるわ〜。それじゃ、今日から早速作戦会議ねっ」

「え、えと……その……」

「か・い・ぎ・ね?」

「……ハイ、分かりました……」

アリシア・メイリス。ディムッドとは仲も深く、だからといって恋人という訳でも無さそうだが、距離は近い存在であろう。
そんな彼女、使い手が少ない回復魔法に長け、挙句にフレイルという鈍器を振り回す恐ろしい女性。
しかし、美人で彼女を狙う男はかなり多いらしい。だが、彼女のほんわかな腹黒さに触れると、たちまち男は逃げてしまうとも言われる。

「んで、なんて私まで集められたんだ? ……パン、食べたかったのに」

「まぁまぁ、サナ様。これも旅団の為であります!」

「皆〜、集まってくれたわね。それじゃ……早速、ディムッド金銭感覚暴走によるラーメン次郎拡大阻止会議を始めるわ〜!」

「ねぇ、お姉ちゃん。アリシアさん、なんでちょっと嬉しそうなんだろう……」

「そんなの知らないわよ、もう……」

何故か私の借りていた宿に集った皆の中心に立つアリシアさん。何でも既にディムッドの暴走を抑える算段は決めているそうで、
彼女は>>130という方法でディムッドを正気に戻そうという。その為には私達の助力が必要なのだそうだ。


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