140:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/14(土) 21:14:56.63 ID:xo57xqsFo
誘拐犯と勘違いされてしまうこと
141:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/14(土) 21:23:36.86 ID:wZwrqnAXo
用事済ませてから参加したい。安価取りが日々を追うごとに厳しくなっていますが今日こそ。
142:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/14(土) 21:25:57.66 ID:EcNjfTufo
―― そんな少女といざ共に暮らしてみると、一つ、問題が起きてしまうのである。それは……誘拐犯と勘違いされてしまうこと。
冒険者一筋だった為、家族も居ない俺はひたすら血を浴びて生きてきた、ある意味一匹狼のような存在であった。
その事を、周りも勿論認識していた。冒険者が集うようになり、活気を帯びてきたこのオズワルドで、
一線を張り続けた影響であろう、俺の名は、ある男と共に異様な広まりを見せていた。
143:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/14(土) 21:29:18.47 ID:lhfbdvibo
ちょっと飲み物買ってきて。戻ったらマッサージよろしく
144:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/14(土) 21:37:13.48 ID:EcNjfTufo
しかし、この少年はこの時から才覚を見せ始めていた。ある日、城下町の郊外を調査中、魔物に襲撃を受ける羽目となる。
だがその襲撃の際、彼はナイフを片手に魔物を一人で処理、そして俺に「ちょっと飲み物買ってきて。戻ったらマッサージよろしく」と言葉を投げかけてくるのだった。
なんて生意気なガキなのだろうと、この時は憤慨するも、襲撃を受け守られた以上、義理は果たすべきだろうと、
わざわざ飲み物を買いに、そして戻ってはマッサージするという、自尊心をも傷つけられる行為をする事になった。
145:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/14(土) 21:38:31.30 ID:xo57xqsFo
飯屋を経営する
146:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/14(土) 21:46:00.53 ID:EcNjfTufo
「チッ、面倒臭せぇなぁ。……一言で言えば、飯屋を経営するって仕事だ」
「は? 飲食店だと? 馬鹿を言うな、俺達は冒険者だ」
「だが、共に人間だ。食わねば死ぬ、つまり飯とは命を繋ぐ素晴らしいモンだ」
147:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/14(土) 21:52:32.70 ID:lhfbdvibo
開店からしばらくは調子が良かったが、すぐに経営の壁にぶつかったのだった
148:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/14(土) 22:01:17.80 ID:EcNjfTufo
と、脅された俺は内心やはり怯えていたのだろう。彼と共に飲食店経営者に鞍替え。そして……
開店からしばらくは調子が良かったが、すぐに経営の壁にぶつかったのだった。
オズワルド領内、そして隣国マーサに近い僻地にオープンさせた何でも屋に近い料理店。
そこは周囲が荒野であり、水を入手するのも困難と言える程、土地としては痩せていた。
149:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/14(土) 22:03:59.25 ID:xo57xqsFo
タコ
150:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/14(土) 22:14:04.77 ID:EcNjfTufo
何だかんだで、ディムッドを仲間、そして相棒だと認めていたのだろうかと、自分に反吐が出そうだと思った矢先であった。
別れた筈のディムッドが、慌ててこちらへ逃げてくる。だけじゃない……、巨大で凶暴な魔物として有名なタコを押し付けていったのだ。
タコ、本来海が周囲に無いオズワルドに生息する筈がないそれは、紫煙の影響を受けて奇妙な進化を遂げる。
陸地でも生息できるようになり、足も異様に増えたそれは、口から墨を吐くのは勿論、それを浴びれば人が液体のように溶けていく酸を持つ。
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