過去ログ - むりやり小説ゲーム 三番館
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232:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/28(土) 22:53:59.39 ID:FKcWd/xSo
部屋はぐちゃぐちゃ、着ていたモノも無く、替えの服が見つからない。そんな状態でどうしようかと呆けていると、
誰かが俺の昔の名を呼び、アパートの中に侵入してくるので……次元を圧縮し、繋げる事で物理的ステルスを行った。
何故そのような事が出来たのか、自分自身でも疑問を感じ、リスティに尋ねていた。

「な、なぁ……、なんか俺、隠れてるよな……次元の隙間みたいな場所で」

(次元圧縮……エリアデリーターの力が、このように作用するなんて……)

「お前自身が驚いてどうするんだよ。てか、これで服を買いに行けるんじゃないか?」

(でも待って、私の魔翌力ゲージ、つまりMPみたいなものだけど……この力はその消費が激しいわ!)

「え、つまりそれって、限定的にしか使えないって事?」

(そうね……って、部屋の中に入ってきたわ、あの人)

リスティがそう告げるので、俺もその侵入してきた人物に視線を向けていた。
そして、その人物がかつての会社の同僚である坂崎さんである事に気づき、それこそありえないと首を振る。

(……知り合い?)

「飛ばされる前の部下だった女性だ。といっても、付き合いは短く、彼女が新入社員の頃俺が数度面倒を見ただけなんだが……。
 そんな彼女が、どうして此処へ……」

(ふぅん、アンタも色々と大変なのね)

「ああ……大変だったからこそ心が折れたんだ。しかし、何故坂崎さんが……」

(ふ〜む、彼女のメンタル指数160……これは心を折るのは大変そうね)

「って、坂崎さんを巻き込むって言うのか!? そ、それはダメだ!!」

(は? 今更何を言ってるのよ。って言っても、彼女のメンタル指数は思ったより高いわ、これじゃあ……)

リスティが仕方なさそうに息を吐くような音を頭の中で立てる中、坂崎さんは俺の名を何度も呼び、部屋を見渡し、
そして青ざめた顔で携帯を手に取るのだが、それを見たリスティが小さく笑ったのだ。

(……メンタル指数、一気に20まで下降。どういう訳か分からないけど、心を折るチャンスね!!
 さぁ、彼女に>>233を仕掛けて一気にメンタル指数を0に追い込むのよ!!)


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