過去ログ - むりやり小説ゲーム 三番館
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237:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/28(土) 23:16:52.11 ID:FKcWd/xSo
彼女はそれがショックだったのか、今では人形のようにがっくりと肩を落とし、身動き一つ取らないでいた。
今なら彼女の手足を削ぎ落とす事は簡単だ。……本当に削ぎ落とそうか……沿ぎおとすのではなく、一端次元圧縮してどこかへ飛ばす。
心を折ったら戻す。……いや、戻す必要は無いだろう。恐らく、身体毎書き換えられるのだから。

「坂崎さん、悪気は無いんです。……でも、俺も……生きたいから」

「……………」

「神谷鳴は死にました。でも、生まれ変わりました。……そして、生き続けるには、これしかないんです」

「……ぇ……」

「右腕、消しました。……次は左腕。大丈夫です、痛みは多分感じないと思います。脳が追いつかないから」

「ぇ、ぁ、ぁぁぁ……!!」

「左足、右足……消しました。……リスティ……!」

(見事に達磨状態ねぇ……。趣味悪いけど、嫌いじゃないわ。メンタル指数5、もうちょっとよ!)

「……坂崎さん、本当にすいません。……俺の為に、生まれ変わってください」

両腕、両足を?がれた形になった彼女は、現状を把握すら出来ていないのだろう。
その端整な顔立ちは見事に歪み、瞳は飛び出しそうなまでに見開き、そして、何かをずっと呻いている。
そして、最後にこう耳打ちするのだ。これが、貴女の最期なのだと告げた途端、彼女は小さく呟いた。

「……神谷さん……に、最後に……もう一度……おれ……いを……」

(今よ、胸に、心臓付近に両手を押し付けて!!)

―― 次元圧縮の能力を持つ魔法少女が生まれた瞬間、俺は再び心が折れそうになるのである。
何故このような愚行に至ったのか。それは、己が余りにも弱く、愚かだからだろう。
元部下を、こんな形で人じゃない存在に仕立て上げてしまうなんてどうかしている。

「……ワタシ……ハ……」

「坂崎さん……」

(とりあえず、何とか魔法少女二人目確保ね。そうね、彼女は>>238と呼称するわ)


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