過去ログ - むりやり小説ゲーム 三番館
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285:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/09/29(日) 21:59:55.87 ID:jOan+1x0o
 そんな切羽詰った状況を打破してくれたのは、この自称魔女の金髪少女。彼女は私をこの窮地から救うべく、
壁を破壊し、アナザーワールドへと連れ去っていった。

 そこは薄暗いながらも、狭いながらも、別世界のような異様な光景だった。
髑髏が多数飾られてあり、床に魔方陣、そして天井には禍々しい血痕。タロットカードのようなそれが、数枚ナイフにより刺さっている。
そんな不思議な空間に連れ込まれた私は、彼女から手を放し、身体の震えを抑えようと必死となっていた。

?? 「ようこそ、私の固有結界世界、アナザーワールドへ……」

 恋 「こ、こここ、固有結界ッ!?」

?? 「そう怖がらないで。ボクが居れば大丈夫……。優しくしてあげる」

 恋 「い、いいいいえええ、ままま、間に合ってますんで!!」

?? 「……マニアっているとは、驚いた……。益々見込みがある魔法少女……」 スッ

 恋 「ひっ!? ほっぺた触って……何を……」

?? 「契約の誓いに、ボクからのキスを――」


 そこは要するに部室。パソコン部の部室は、まるで彼女の部屋のように扱われているだけ。
頭の中では分かっていたのだが、人見知りの激しい私は小動物のように震えるしかなく、
そんな私を見て、益々気に入ったのだろうか、彼女は私の頬にキスをしようとするのだ。

 でも、まるでエロゲーの導入部みたいじゃない。こんな始まりも、アリなのかもしれない。
そう思った時、私の本性は滲み出していくのである。

 恋 「ぐふ、ぐふふふふふぅ」

?? 「ッ!? 契約する前に、悪魔によって汚された!?」

 恋 「ぐふ、初エロゲーのようなトキメキ、……こ、これよ、これよぉぉぉうほおおっっ!!」

?? 「くっ、彼女は危険……ボクの>>286で鎮めるしかない……!!」


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