617:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/19(土) 21:42:08.41 ID:w8sDeVp+o
瑞希 「あの頃の詩乃って、まだ高校一年生だったんだけど……、何ていうか、不思議って印象のする子だったのよ」
恋 「瑞希先輩も自分の事妖精って言うしで、割りと不思議キャラだと思うんだけどなぁ」
瑞希 「それ、褒めてるのかしらぁ?」
恋 「ほ、褒めてるつもりで……あ、あれ? なんでお怒りになっていらっしゃって?」
瑞希 「こほん、まぁ良いわ〜。それでね――」
―― 一年前。駅前の喫茶店『ちーたいむ』
瑞希 (うぅん、友達と待ち合わせで此処に来たけれど、早く着き過ぎてしまったわね〜)
瑞希 (この喫茶店で時間を潰して、此処で集合って事にすればいいかしらね〜)
瑞希 (携帯でメールを送って……と)
詩乃 「…………」
瑞希 (あら、向かいの席に座ってる金髪の子、私と同じ酷杉学園の制服……)
瑞希 (同じ一年生なのかしら〜。……ちょっと気になるわ。なんだか不思議って感じで……)
詩乃 「人間を魔法少女にする方法とは先ず魔翌力を持たないと思い込んでいる人間に、魔翌力の存在を感知させてあげる事で」 ブツブツ
瑞希 (ふ、不思議ってレベルを超えて、ちょっと……かなりヘンかもしれないけれど)
瑞希 (見た目は……何だかお人形さんみたい)
詩乃 「そうして魔女であるボクが切欠を与える事によるうんたらかんたら」 ブツブツ
瑞希 (……でも、間違いなく中身は変な子ね。って、あれ?)
瑞希 (あの子、私に気付いて視線を合わせて……>>618してくる……っ!?)
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