過去ログ - むりやり小説ゲーム 三番館
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639:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/19(土) 22:59:20.54 ID:w8sDeVp+o
 恋 「……本当は、詩乃先輩が姿を消していた理由は、かくし芸の練習なんじゃないかって。そう思ったんだ」

詩乃 「……かくし芸?」

詩乃 (この子、カンが良いと思ったらやっぱり普通にズレている……)

詩乃 (だけど、彼女がこの場に居るという事は……)

瑞希 「ふふ、水臭いわね〜、かくし芸の為に喫茶店でアルバイトだなんて〜」

姫菜 「って、本当にかくし芸の為に喫茶店でアルバイトしてるとは思わないんだけど」

乃亜 「うーん、でも皆を驚かせたいからーって話なら分からなくもないかもー?」

瑞希 「さぁ、このABCD包囲網をどうやって突破するのかしらね〜」

詩乃 (四方を固められた形……。今なら正直、突破するのはとっても容易)

詩乃 (だけど、皆を傷つける結果になる……。だけど、話を明かしても……)

詩乃 (結果的に無理にゲーム作りをさせる事になり、皆に苦痛を強いるんじゃ……)

詩乃 (本来ならば、上手くボクが誘導して、学園祭までにゲームを、と思った……。でも……)

瑞希 「さぁ〜、だんまりしてないで……何か、話して?」

詩乃 「……ボクが魔女になりたかった理由、教えてあげる」

 恋 「ま、まさかのどうでも良い話キタっ!?」

詩乃 「どうでも良いとか失礼だけれど。……ボクが魔女になりたかった理由は――」


 切欠は簡単だった。両親の不仲からそれは始まった。今では高級マンションに一人暮らしのボクだったが、
両親がまだ仲が良く、そして三人で暮らしていた頃は、まだ平凡で家賃も安いマンションに居たのである。

 しかしある日、父がこの不安定な現代で、出世コースに道を合わせる事になる。
それに伴い、母もまた大きな仕事の話を受け、それが成功し、会社にとって欠かせない存在となった。

 家庭での時間が取れなくなると途端、両親は不仲になった。原因は色々あれど、ストレスが殆どだったのかもしれない。
そこで私は、アニメを見てしまった。そう、魔女の能力を持つ動物が、魔法少女を生み出すアニメだった。

 それを見た私は感動し、魔女になれば両親の不仲も解決し、私自身……>>640のように生きられるのではないかと思い始めていた。


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