過去ログ - むりやり小説ゲーム 三番館
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83:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/08(日) 21:43:04.23 ID:2521BJxyo
―――― パンツが脱げない魔法を知りたい 第二話

牛丼チェーン店、本店のよしのや。そこは以前有名焼肉店としてオズワルド城下町を賑わせた店であったが、
突如起きた出来事により、牛丼屋としての展開を余儀なくされ、店長ディムッドはチェーン展開を行おうと踏み切る。

しかし、突如の出来事と、牛丼という言葉に庶民達が付いて行けず、値段は格段に下がり手を出しやすくなったものの、
高級焼肉店がどうして、という声が強まり、逆に不信感を招く事態となり、旅団の団長でもあるディムッドはここ数日、頭を悩ませる事になる。

その数日の間も、旅団拡張の件で皆、動き始めてはいたものの、人数はいまだ四人。
人数拡張に資金調達、そして武器防具、資材や道具の確保に奔走するには、人数も足りず、経験不足な人間もおり、
やはり旅団の出発は遠退き、順調とは言えない状態に陥っているのである。


『オズワルド城下町 よしのや地下室』

ディムッドが地下室で塞ぎこむように頭を抱えて数十分、いよいよ具合でも悪いのではないかと、書類を纏めていたアリシアが声を掛ける。
すると彼は、俯き頭を抱えた状態のまま、小さくこう漏らした。

「……金が、足りん」

「お金ねぇ……。こればかりは、ディムッドに頼るしかないわね」

「分かっている。だが、ジョジョ園の頃は貴族から贔屓にされており、順調だった。
 その頃の蓄えも一部は残っているのだが、まさかあの暴走により金庫ごと書き換えられているとは思わなかったんだ」

「魔翌力の暴走、通常ならば破壊行為に繋がる行為だけれど、まさかの書き換えだものね」

「あり得ん、金すら消してしまうなんて。……そう思うだろう、フィア・エーミット」

我が妹の行為ではあるが、確かにディムッドの言うように、本来ならばありえない行動。
女王メリエッタが焼肉を独占し、自分が食べられない為の精神的衝撃が彼女の暴走を招いたのだ。

我が妹の事でもあり、この時、私はもうこう答えるしか無かったのだ。

「……>>84


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