過去ログ - むりやり小説ゲーム 三番館
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853:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[ちょっぴり卑怯ですが]
2013/10/28(月) 00:35:56.24 ID:AKC2n9gyo
 ここからは、妄想じゃなく本当のお話。私達が教頭先生がカツラかどうか確認しに行くと、
教頭先生は鼻を穿りながら喉の調子が悪いのか、何度も唸っては首を傾げている姿を目撃して終わるのだ。

 そう、世界は変わらない。同じ日々を繰り返すのだ。平凡ならば平凡な日常を。
同じ事の繰り返し。そうして世界は成り立つ。それは何度シミュレートしても、同じ結果を導き出す事になる。
その筈なのに、では変わる世界とはどういうものか。それは、爆発させれば果たして見られるモノなのか。

 不可能だ。例えば平行世界が多数存在するとしても、私はその別世界に身を委ねる術が無い。
じゃあ、この世界を爆発させればどうだろう? 私という存在も、爆発して消えてしまうかもしれないし、
例え生き残っていても一人じゃ到底生きていけない。どちらにしても死を選ぶだけである。所詮は仮の話だが。

「……もし、違う私が居て、違う日々を過ごしていて、世界が変わっていたら……」

「何をブツブツと言っているの? ……大丈夫?」

「うん、大丈夫大丈夫! ちょっと妄想してただけで……」

「A菜の妄想っていつもメルヘンチックよね。今度は白馬の王子様が爆発したとか?」

「やめてよー! お馬さんを殺さないで!」

「王子様は死んでも良かったのね……」

 つまらない日常かもしれない。当たり前で、同じような出来事の繰り返しの日常かもしれない。
だけどこうして爆発という事象だけで無駄に話が出来る、それもちょっぴり楽しいじゃない。

 そう、これは本当のお話。だけどそれは、この世界での本当のお話で。
世界が変わっていて、違う日々を過ごしている私がもし居たとすれば、それは……。

「……コワレタんダ、爆発シテ、何モカも……」

「……薬の影響で、こんな事に……!」

「ダカラ、全テヲ爆発サセテ破壊シテ……全テヲ消シ去ルンダッ!!」


 教頭先生のカツラだけを爆発させただけじゃ飽きたらず、リア充すら付近から爆発させて消し去り、
次第に狂気という病に悩まされ出した私は、親友すら爆死させてしまい、そして等々壊れてしまう。

 なぁんて、そんなおかしな世界も、存在するのかもしれない。


――― 安奈ちゃんの爆発衝動日記  おわり


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