865:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/02(土) 21:29:57.98 ID:YOvgyC92o
恋 「……暇だなぁ……」
ブラ 「……フギャー」
恋 「ひぎゃっ! 引っ掻いてきたぁ!」
恋 「痛たたた……、顔に見事に切り傷がぁ。……よくも私の顔に傷をぉっ!!」
ブラ 「……みゃぁ〜ご」
恋 「……って、今日は何時もみたいに喋らないんだね」
元が酷すぎた私が生まれ変わったとすれば、切欠はやはりあの自殺行為な出来事だろう。
そして、その際に助けた黒猫の言葉が聞けるようになったのは、その出来事から暫くしてからの事だった。
その猫は、誰も居ない、私だけとなった時だけに言葉を聞かせてくれる事があるのだが、どうにも気まぐれであり……。
そして、他人が付近に居るようならば、突然猫語に戻ってしまう不思議な生物でもあった。
そしてその出来事は、私達だけの秘密として共有しているのである。
恋 「はぁ〜、ブラも喋ってくれないし、暇だなぁ……」
小夜 「ブラが喋る訳ないでしょう?」
恋 「ぬわっ!? さ、小夜、何時の間に!!」
小夜 「割とさっきから居たのだけど。猫に引っ掻かれてからね」
恋 「そ、そうなんだ……だからブラが引っ掻いてきたり暴れたんだ……」
小夜 「その猫、飼わないコトになった筈だけど。……まだ部室に入り込んでくるの?」
恋 「あ、あはは。なんだかつい懐かれちゃったみたいでぇ〜なはははっ!」
小夜 「去年の冬、飼育禁止と生徒会から通達があったハズよ。まぁ、ちょっとくらいなら問題ないだろうけど」
恋 「それより……なんで皆、最近部活しに来ないの? ……何か知ってるよね?」
小夜 「え、えぇと、それはね……!?」
小夜 (取引……あの日、鳥羽先生に雰囲気に圧されて頷いた内容は、>>866だった。それが理由とは言えないわ……)
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