過去ログ - むりやり小説ゲーム 三番館
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901:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[薬と繋げたいので…]
2013/11/02(土) 23:34:05.60 ID:YOvgyC92o
 鳥羽先生はちらっと私のほうを伺う。まるで何か話がしたいような様子で。
それに応じるか、それとも小夜を優先するか悩んだ私は、パワ−シ−ドを破壊するという行動を取る事にした。

 それは種、それは人にある意味害を齎すモノ。そしてそれは、存在してはならないモノ。
すべての切欠は私にあった。私が屋上から飛び降りた日、私が住まう世界は、他の平行世界とリンクしてしまう。
それだけで済めば良かった話だが、別世界では当たり前に行われていた出来事が、この世界ではありえない事として行われる。

 私が元々持ちえていたそれもまた、本来ならばありえない事なのだ。


 恋 「パワーシード、その種を栽培する施設があると聞いたけれど……」

 恋 「小夜に黙って来ちゃったのは、悪い事をしたのかも」

 恋 「だけど、全て私の責任だとすれば、私が落とし前を着けるのは当たり前」


 でもどうして、ゲームを作れば世界が元通りになるのだろう。
どうして根源を断たなくても、世界は救われるのだろう。
そして、彼女の言っていた、絶対に敵わない相手。彼等でも倒せなかった相手というのは……誰のことだろう。


 恋 「それにしても、大きな施設だなぁ……。勝手に入り込んじゃったけど」

 恋 「セキュリティ解除も簡単に出来ちゃうし、全知有能だっけ? えーと、すきるますたー? どうでもいいけど便利だねーこれ!」

 恋 「この調子で深部まで潜入っと……。……人の気配がしないのは、どうしてだろう」


 研究所と思われるその施設は、人の気配が一切感じられないくらいに静かであった。
しかし全く気配がないとは言い切れず、耳を澄ませてみれば、微かだがなにやら音が聞こえてくる。
足音。そして、侵入者である私に向かって少しずつ歩み迫っている様子であった。


 恋 「聴覚を増して物音を聞いてみたけれど……、今の段階だとこんなレベルで限界かぁ」

 恋 「けど、相手が迫ってくるとすれば、やっぱりここは……>>902がお決まりだよね!」


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