過去ログ - むりやり小説ゲーム 三番館
1- 20
91:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/08(日) 22:08:57.60 ID:2521BJxyo
その少女と呼ぶべき存在とぶつかり、彼女が落としていったのだろう。足元には空腹で倒れている魔物使いが落ちていた。
人が人を落とすという前代未聞の出来事。しかし、彼女が落としたのは小人と呼ぶべき存在であり、落としても当然の小ささである。

とはいえ、小人なんて存在するのか、これ、生きているのかと突いてみると、それはぴくっと身を震わせた。

「んもぉ、何するでありますか!」

「んなっ、喋った!?」

「そりゃ〜喋るであります。だって人間ですもの、えっへん!」

「……にん、げん? この大きさで?」

「立派な人間です、ちゃんと臓器だってあるし、密売行為だって行えるのであります! えっへん!!」

「いやでも、臓器売買って禁止されているんじゃ……」

「しかし、実質この辺りではよく取引されるのであります」

「……だから、気味が悪いって思っちゃったんだ。……本当にこんな事実があるなんて」

「アナタ、もしかしてこの城下町の人間じゃないでありますか? こんな事、周知の事実であります」

「え? どういう事なの?」

彼女の名はアスタルテ。魔物使いと自負しているが、妖精のような大きさの小人である。
その彼女は言う。城下町の貧富の差、そして、闇の軍勢が闊歩し、その影響が経済にも勿論影響し、
次第にその差は更に拡大される事となり、とうとう臓器を密売しようと考える子供すら現れた、という事なのだそうだ。

「……あちしを拾ってくれたご主人様は超貧乏中の貧乏、超〜〜〜〜貧乏な少女なのであります……」

「それで、この裏路地でアスタルテを売ろうと?」

「そ、それは違うであります! あちしのご主人、サナ様は、此処で>>92を売ろうと決意したのであります……」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/683.75 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice