950:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/09(土) 20:57:57.45 ID:EQnIrSnvo
〜〜〜 芸夢製作部活動日誌 第六話
少女は、いつも孤独のように見えた。あえて周りと距離を取っているようにも見えた。
度々、学校内の屋上で、一人寂しそうにしている姿を見かけるものの、下級生なのだろう、声を掛けても嫌がられそう。
そんな思いで、顔は何度か見ていたし、その姿も何度か視認はしていたものの、名前は未だに知らなかった。
愛 「あ、あの子……」
愛 (今日も屋上来てるんだ。……偶には一人でのんびり過ごそうってココに来たけれど)
愛 (話し掛けて……ううん、でもやっぱり嫌がるよね、普通は)
大体いつも放課後、彼女はその場に姿を見せる。といっても毎日ではなく、度々という頻度であった。
やはり今日もその背は寂しそうにも見えるのだが、それもまた錯覚なのかもしれないと、自分に言い聞かせる。
しかしどうしても、その小さな背が気になってしまう。だからこそ、私はつい声を発しようとした。
その時、何かの悪戯なのだろう。風が強く吹き付けて、ぐるりと校舎の屋上に渦を巻くように吹いていき、
その結果、私は男子ならばラッキーなのであろう出来事を目撃し、そして何故か睨まれる。
鳴歌 「…………」
愛 「あは、あはは〜。ど、どうもぉ〜〜!」
鳴歌 「……見ました、か?」
愛 「あ、いやぁ〜そのぉ〜〜あのぉ〜〜……真っ白、だったね?」
鳴歌 「>>951!!」
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