過去ログ - むりやり小説ゲーム 三番館
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963:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/09(土) 21:47:08.98 ID:EQnIrSnvo
鳴歌 「……という訳で、これが家法、落ち武者の鎧です」

 愛 「……って、これ、巻物に挨拶はポルトガル語って家法が書かれてるだけじゃん!?」

 愛 「コレのどこが落ち武者の鎧ッ!? ていうか、お宝じゃ……?」

鳴歌 「私は一切家宝とは言っておりません。家法とずっとお伝えしていただけです」

 愛 「で……、全く意味分からないけど、私に挨拶はポルトガル語を継げと?」

鳴歌 「先輩ならばきっと……って思ったのです」

 愛 「ご免こうむって問題、ないよね?」

鳴歌 「私は先輩の優しさに打たれ、それでこの家法をお見せしようと、継いで貰おうと決めたのに」

鳴歌 「この仕打ちは余りにも酷く、それでいて嘆かわしい次第! 涙ちょちょぎれなのであります」

 愛 「というか、ウソ泣きしてるだけだし、それに……私に一度でもポルトガル語で挨拶してくれた?」

鳴歌 「そういえばそうでした。愛先輩、ぐーてんもーげんです」

 愛 「それドイツ語!!」

鳴歌 「……私、知らないんです! ポルトガル語で挨拶に使える言葉が!!」

鳴歌 「という訳で、スマホでグーグル先生に問い合わせてみますので、暫くお待ちを」

 愛 「あの、ぶっちゃけどうでもいいから。後、こんなの継がないから、ね?」


 彼女はぶっちゃけ、変な子という認識が正しかった。但しお嬢様なのだろうと思わせる家系なのも間違いなく。
ただ、彼女は勉学も疎く、スポーツもお世辞に励んでいるとは言えない、ちょっぴり駄目な学生の分類に属する。

 そんな彼女と、こうして接する機会が増えていくのだが……、彼女が他の友達と一緒に居る姿を一度も見たことが無く、
ある日、試しにそんな話を彼女に振ってみたのである。すると……。


鳴歌 「私に友達が居ないと言うのですか、愛先輩は」

 愛 「……だって、大体いつも屋上に居るし、それに……誰かと一緒に居るところを見たことがないし」


鳴歌 「それは……>>963


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