過去ログ - むりやり小説ゲーム 三番館
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971:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/09(土) 22:13:41.36 ID:EQnIrSnvo
 そうして、ちょっぴり悦に浸りながらも神栖川鳴歌が居る教室を訪れると……隅っこに謎の空間が。
ブラックホール? なんていうか真っ黒? と、首を傾げその方を見る私。


 愛 (……なんか、空間が歪んでる系? うん、謎の空間だね)

 愛 (そして、鳴ちゃんの居る場所を包んでいるようなカンジ)

 愛 (……こんなの、屋上で彼女が佇んでいる時は感じた事ないのになぁ)


 不思議というか、奇妙というか、上手く言葉に出来ない。ただ、他のクラスメイト達の雰囲気とは明らかに違う、
彼女は独自の空間を生み出し、その場に独り、何事も無いような顔で過ごしているのだ。
コレは最早、彼女にお友達が居ないのは彼女のせいだとも言いづらく……。


 愛 「なーり、ちゃんっ!」

鳴歌 「びくっ! せ、先輩……?」

 愛 「一緒に帰る?」

鳴歌 「い、いきなり教室に現れないで下さい。心臓が止まったらどう責任を取ってくれるですか」

 愛 「う、うぅん、その時は……心臓マッサージくらいなら頑張ってあげるかも?」

鳴歌 「あ、それ、ちょっとされてみたいです」

 愛 「まぁまぁ、とりあえず教室出て、どこか寄り道でもしようっか?」

 愛 (……私が話しかけた途端、空間……雰囲気が変わった?)

 愛 (もしかして、彼女が言っていた物理的に近いか遠いかって話……こういう事、なのかな)


 それから、また幾日と過ぎていく。私と鳴歌との距離も変わらず、次第に冬が訪れようとする。
姉が屋上から飛び降り騒ぎを起こした日から、二ヶ月は過ぎただろう。姉も妙に変わり出し、最近ではお洒落をするようになっていた。


 恋 「ねぇねぇ、このリボンとか髪にくっつけたら、似合うかな?」

 愛 「最近のお姉ちゃん、妙にマセてる……。何でもいいんじゃない?」

 恋 「ふえぇ、愛に突き放されたぁ……しくしく」

 愛 「それより、お姉ちゃんはこの子、どう思う? 鳴歌って言うんだけど」

 恋 「スマホで画像だけ見せられても困るんだけど……。……この子、>>972


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