978:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/09(土) 22:39:09.81 ID:EQnIrSnvo
鳴歌 「……甘いもの苦手」
愛 「あ、あれ、そうだっけ。言われてみれば甘い物食べてる姿、見たこと無いかも……」
鳴歌 「味のしないのが好み……なのです」
愛 「う、うぅん、それじゃ……違うところに行く?」
鳴歌 「……いえ、先輩に私、付いて行きますから」
椎衣 「愛せんぱーい! あそこに牛乳に溺れろクッキーが食べ放題って場所がー!!」
愛 「もう、渡会さんったら随分はしゃいで一人で駆け回るんだから」
愛 「直ぐ行くからちょっと待っててー!!」
鳴歌 「…………」
渡会さんが一人であちこち駆け回るものだから、私もそれを追いかける形になって。
そして気付けば、鳴歌は姿を消していて。それに気付いたのも遅く、既にクッキー鉱山には彼女の姿は見当たらなかった。
夜となり、姉も帰宅が遅いという事で、この日は渡会さんと二人でファミレスにより、食事を摂る事になる。
愛 「鳴ちゃん、携帯に連絡しても繋がらないなぁ」
椎衣 「……そんなに、気になるんだ? そいつの事」
愛 「そいつって言い方は可哀想じゃない?」
椎衣 「……だって、ねぇ……。……凄い、遠いんだよ、あの子って」
椎衣 「死人みたいってのは言いすぎかもしれない。けど、遠すぎるって感じて、それで……感情の無い人形みたいって思えて」
愛 「……感情の無い、人形……」
私が彼女を屋上で見かけた際、そんな事は殆ど感じた事は無かった。
ただ、静かに屋上から景色を見下ろす姿は、夕陽に照らされて綺麗で、それでいて……。
愛 (寂しそうって感じた。人形のように見えて……。……人形……)
愛 (……今、彼女を独りにしてはいけない気がする。今頃あの子はきっと……>>979)
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