980:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/09(土) 22:46:24.30 ID:EQnIrSnvo
愛 (……今、彼女を独りにしてはいけない気がする。今頃あの子はきっと……便秘に苦しんでる……!)
愛 「ごめん、渡会さん。用事が出来たから、帰るね!!」
椎衣 「へっ!? ちょ、ちょっと待って! ここのファミレスの会計は―― って、行っちゃった」
椎衣 「ぬわぁぁぁっ、私が頼みすぎて二千円を越えてるぅぅぅ!? ……どうしよ……」
―― 夜、神栖川邸。
此処へは、彼女の案内により何度か訪れている。しかし、誰かが居た気配は一度もしなかった。
厳密に言えば、鳴歌以外の人の気配を感じたことが一切無かったのだ。なのに、屋敷は綺麗にされている。
それに不思議を感じた事もあったのだが、彼女の両親は今どこで何をしているのだろう、とそちらを疑問に思ったりもした。
そして、屋敷に勝手に侵入しては、彼女以外の人の気配を感じて身構えてしまうのだ。
老人 「…………ふむ」
愛 「…………てへっ」
老人 「泥棒、というには少々可愛すぎる女子ですな」
愛 「…………でしょ?」
老人 「ともあれ、警察に通報っと……ぽちぽちっと」
愛 「つ、通報だけはやめて、やめてくださいぃぃっ!!」
老人 「……ぽちぽちしたのじゃが、どうにも扱いがわからんわい、携帯っつうのは」
老人 「という訳で、通報はせんよ。……で、何用じゃな?」
愛 「……鳴歌さん、神栖川鳴歌さんはご帰宅じゃないですか? 便秘で苦しんでいませんか!?」
老人 「…………」
老人 「あの娘はな……>>981」
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