991:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/09(土) 23:22:57.13 ID:EQnIrSnvo
しかし、私の目論見なんて、所詮は無力で。
相手に、未来を読める能力者が居たのだ。突然尻を撫でるという攻撃を仕掛けられ、視界が真っ白となっていく。
なんで私が尻を撫でられているのだろう。撫でているのは私と同級生の女の子、穴吹乃亜。
そして、鳴歌と小島小夜の間に、異様に黒い、それは殺意と思われるような巨大な刃が突き刺さっていた。
乃亜 「ふぅ、間に合ったねー! 危機一髪みたいなカンジ!?」
姫菜 「ったく、美樹先輩の予測が当たっていたから良かったものの、だいぶ無茶しましたよ、詩乃先輩」
詩乃 「お陰で、間に合ったのだから問題なし……」
姫菜 「ちょっとは問題に思ってくださいッ! はぁ、髪がぐちゃぐちゃぁ」
乃亜 「ふふふ、乃亜の能力に掛かれば人二人にスピードを与えるなんて造作もない事なのだぁ! わっはっは!!」
詩乃 「それより、小夜の様子がおかしい……。……小夜、大丈夫……!?」
私の目論みはそうして読まれ、完全に敗北を喫する形になったのだろう。
姉を想う気持ちが歪んだのは果たして何時からか。……思えば、この変な能力を得た時からではないか。
妄想が現実となる能力。姉と色んな妄想をしてきた私にとって、妄想するなんて事はとても簡単な話。
しかし、私に与えられたそれは、小規模と呼べるようなモノで、大掛かりな出来事を起こす事は出来ない。
だけど、この状況を覆す出来事くらいならば生み出せるのではないか。
愛 (まだ……まだ、負けた訳じゃない……! 鳴歌が無事だったから、良かったけど)
愛 (次は私の番! ……この状況を覆す妄想をするなら、>>993しかないっ!!)
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