過去ログ - エレン「俺がチートで・・・」アルミン「僕が巨人?」
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286:雨雪 東吾[saga]
2014/01/25(土) 23:03:44.66 ID:cz2mF/hN0
アニ「・・・か弱い乙女に向かって刃を突きつけるなんて酷いじゃないか」

エレン「・・・お前のせいで・・・何人の人が死んだと思ってるんだ」ギロ

アニ「・・・」

エレン「なあ、何でこんなことしたんだよ」

アニ「・・・」

エレン「目的は何だ? どうしたいんだ? わからないことだらけだ」

アニ「・・・」

エレン「・・・知ってること全部話せ」

アニ「・・・いやだと言ったら?」

エレン「お前を・・・殺す!」ギュッ

アニ「・・・そう。じゃあ殺しなよ。私は何も喋らない」

エレン「・・・ライナーとベルトルトがどうなってもいいのか?」

アニ「!」

エレン「・・・やっぱりか。普段表情を変えないお前がそんなにも驚くとはな」

アニ「・・・かまをかけたのかい」

エレン「見当はつけてた。お前らが同郷だと知ったときは驚いたぜ。まったくそんな素振り見せてなかったからな」

アニ「・・・」スッ

エレン「動くな」

アニ「くっ」ピタ

エレン「少しでも変な動きを見せれば首を刎ねる」

アニ(・・・このまま私が殺されたらライナーやベルトルトも危ない。それに・・・父さん・・・)

アニ「・・・ねえ、指輪をはめたいんだ」

エレン「指輪?」

アニ「父さんの・・・形見なんだ。死ぬんだったらそれをはめて死にたい」

エレン「・・・ライナーたちはいいのか?」

アニ「ああ。そもそも今から死ぬ私には関係のない話だから。私のポケットの中に入ってるはずだからさ」

エレン「・・・残念ながらお前の目論見は読めてる。お前に接近はしない」

アニ「・・・あんたなら対応できるでしょう?」

エレン「それにお前の指輪は俺が拾ってる」スッ

アニ(! ・・・落としてたのか・・・)

アニ「・・・はめてくれないか? 実は私、あんたのこと好きだったんだ」

エレン「! ・・・今は関係ないだろ」

アニ「何事にも積極的に動かない私にあんたは、ずっと付き合ってくれた。私を必要としてくれた・・・あんたは私の太陽みたいな存在だったよ。・・・憧れだった」

エレン「・・・」

アニ「・・・やがてそれは好意に変わったんだ。・・・私、あんたに殺されるんだったら本望だよ。これで、あんたの気が晴れるなら、いいよ」

エレン「・・・俺は・・・俺も・・・好きだった」

アニ「! ・・・左の薬指にはめてよ。相思相愛ならいいでしょ?」

エレン「・・・わかった。でも・・・それが終わったら・・・俺はお前を殺す」

アニ「別にいいよ。言ったでしょ? あんたに殺されるなら・・・本望だって」

エレン「・・・わかった」スッ



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