514:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/21(土) 09:15:38.36 ID:tHrrwLZB0
>>502
キョン「例えば」
キョン「世界に味がなかったらどうする?」
佐々木「おや、キョンがそんな倫理観的なことを言うのかい?」
キョン「違う違う、そんな意味深な方じゃなくて」
キョン「単純に味覚がなかったらって意味だよ」
佐々木「味覚がなかったら……か」
佐々木「そうだね、初めからないのならともかく」
佐々木「今、この状態から味覚、味がなくなるのは大変なことだね」
キョン「味を知っちまったからか?」
佐々木「そうだね、食べるという行為は人間の三大欲求、食欲だ」
佐々木「三大欲求に加えられるほど、食欲というのは大事な欲なんだ」
佐々木「それはもちろん、生命活動を維持するためでもあるんだけど」
佐々木「キョン、世界には食に関する人達が何人いるか知ってるかい?」
キョン「いや、知らない」
佐々木「くつくつ、僕も知らない、それほど関わっている人達が多いってことだね」
佐々木「関わっている、と言うのは広い意味だと、僕たちも含まれるんだけど」
佐々木「この場合、主に、調理師や料理評論家、シェフとかの」
佐々木「食を職としている人達、この人達が一番困る」
キョン「食を職……」
佐々木「……オホン、つまり、その人達の必要性がなくなるわけだ」
佐々木「味覚がないのなら味を追求する必要がない」
佐々木「世界中から食に関するプロは要らなくなってしまう」
佐々木「焦げた肉を食べようが、A5ランクの肉を食べようが関係ないからね」
佐々木「もっとも、栄養の取り方が変わらないのであれば」
佐々木「少しは食に関する人が残っていてもいいんじゃないかな」
キョン「……味覚があってよかったな」
佐々木「おいしい物が食べられるというのは幸せなことだよ、キョン」
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