過去ログ - 小梅「白坂小梅のラジオ百物語」Season3
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127: ◆E31EyGNamM[saga]
2013/09/10(火) 00:09:21.75 ID:oRlh9RFTo

 そのことは寂しかったのですけれど、でも……あの年頃の女の子というのは自分の周りで精一杯なものです。
 ああ、そうですわね。
 小梅さんがちょうどその年代でしたね。

 ともあれ、そうしてしばらく会わない時期があったのですが、高校生の頃に、彼女とたまたま再会して……。
 それからは連絡を取り合って、お話をするようになりましたの。
 そう、ショッピングに行ったり、お茶をしたり……。

 ただ……その頃の彼女は、なにか幼い頃にはない影のようなものをまとっていましたわ。

 もちろん、多感な時期の女性ですもの。
 隠し事もあれば、悩むこともあります。

 ですから、私は彼女の言動の端々になにやら暗いものを感じても、あまり踏み込まずにおりました。

 いま考えれば、もっとしっかりと追求すべきだったのではないかとも思いますけれど。

 ともあれ、そうして再び遊ぶようになってしばらくして……。
 たしか、あれは、高校二年の冬の事だったと思います。

 彼女はこう打ち明けてくれました。


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