過去ログ - 小梅「白坂小梅のラジオ百物語」Season3
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130: ◆E31EyGNamM[saga]
2013/09/10(火) 00:13:58.71 ID:oRlh9RFTo

 もちろん、私は共に参りましたわ。
 二人でとある場所に穴を掘り、丁寧に埋め……いえ、埋葬いたしました。

 その間、彼女はずっと呪いのやり方を解説していましたわ。

 いま思うと、あれは懺悔の一種だったのでしょうね。
 自らの行いを私に打ち明けることで、自らの罪と向き合おうとする……。
 そんな行為だったのだと思います。

 正直、そのような呪いの術を事細かに聞くのは嫌でしたが……。
 彼女の必死な様子に、口を挟むことは出来ませんでした。

 ただ、最後に……。
 人形を埋葬し終わり、二人で手を合わせた後で、私は彼女に約束させました。

『もう、これで終わりですわよね? 二度とこんなことはしませんわよね?』
『うん、もちろんだよ』

 彼女は快諾してくれました。

『夜中に墓地に人形取りに来るのも、もうこりごり』

 そんな風に笑って。


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