過去ログ - 小梅「白坂小梅のラジオ百物語」Season3
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144: ◆E31EyGNamM[saga]
2013/09/11(水) 23:02:56.34 ID:QtcPKr1ho

 でも、わかりやすい憎悪は、心情的にはきついけど、慣れちゃえばそんなもんだと割り切れる。
 まだましなもんだってお姉さんは言ってた。

 たとえば古典的なカミソリや、きちゃないものや、虫の死骸の類なら、処分すれば終わりだから。

『気持ち悪いけど、結局はその場だけだものね』

 お姉さんはそんな風に笑ってたよ。

 じゃあ、なにが怖いか。
 それが今回の本題。

 ある時、ファンからの手紙に、プレゼントが入っていたんだって。


 真っ白な素材で作られた、とあるデザインのペンダント。


 それは、お姉さんが描いてた漫画の主人公が使っている武器を象ったもので、とても精巧に細工されてたらしいんだ。

 ファンからの手紙には、象牙を自分が加工したもので、もしよかったらつけてください、って書いてあったそうでね。
 お姉さんは喜んでそのペンダントを身につけた。


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