42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/26(月) 23:01:29.43 ID:aGc/iJhYo
けれど俺はその言葉を無視した。あんな野郎、信用なるものか。罪木にこんな哀しそうな表情をさせやがって。
俺は自分で選んだ言葉を、ゆっくりと紡いでいった。
日向「今日はさ、俺、罪木とセックスするつもりでここに来たんだ」
それを聞くと罪木が、嬉しそうに微笑んだ。――だけど俺は、その目尻から涙が一粒溢れるのを見逃さなかった。
日向「俺は罪木のことが好きだし、罪木もそれで喜んでくれるって思ってた。ふざけ半分に、でも誰も悲しまないならそれでいいだろうって」
日向「いいわけないよな。罪木は、こんなに真剣に考えてくれてるのに。本気で向き合わなかったら、今まで罪木を泣かせてきたやつらと変わらないよな」
日向「だから今日、罪木とセックスは出来ない。ごめんな」
そういうと、罪木が泣きそうな表情になる。ほらみろ、とカムクラの声がする。黙ってろ、と頭の中で怒鳴り返した。
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