過去ログ - ペトラ 「父さん、私、調査兵団に入る!」
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34:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/07(土) 12:10:27.37 ID:M5Tgzxpp0

手早く身支度をすませて、食堂に向う。

たぶん、私の発する何かが変わったのだろう、同期や先輩たちが声をかけてくれる。
随分心配させてしまっていたのだな、と、申し訳ない気持ちになる。

適当な席につくと、誰かが正面に座った。オルオとディータだった。

「よう、ペトラ。 もう大丈夫なのか? 」 とオルオ。

「ああ・・心配かけてごめん。 もう、大丈夫。 」

そう答えてふたりの顔を見上げたとき、彼らも何か大きなものを乗り越えたのがわかった。

「ふたりの班は・・・・どうだったの? 」

「俺たちの班は、奇行種の襲撃を受けたんだ。
新兵を含む班は比較的安全な中心部に配置されていたはずだが、
奇行種ってやつはどうやらはじっこより真ん中が好きらしくてな。 」

ディータが乾いた笑いをもらす。

「みんな、俺たち新米を逃がそうとして・・・・リヴァイ兵長が来てくれなければ
俺たちも危なかっただろうな・・・ 」

「あの人はほんとにすげえ。 俺はあらためて思ったんだ。 あの人みたいになりてえってな。
・・・強くなって、俺たちを護って喰われていった先輩達の分まで、巨人を倒すんだってな 」

いつものちょっとおちゃらけたオルオとは違う、初めてみるような真剣な表情。
握りしめた拳がわずかに震えている。


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