過去ログ - ペトラ 「父さん、私、調査兵団に入る!」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/26(月) 23:52:24.59 ID:Hc9CL+1R0

父さんの言葉通り、教官はおそろしく厳しく、訓練も過酷だった。
小さなケガなら日常茶飯事で、時にはもう戦うこともかなわないほどの大怪我を負う人もいた。
身体と精神への暴力に耐えきれず逃げ出す人も後をたたなかった。

肉体の疲弊よりも、精神的な暴力がことさら堪えた。
さすがの私も何度か挫折しそうになって、父さんに手紙を弱音の手紙をかいたものだった。
すぐ帰ってこい!と言うかと思った父さんは、こんな返事をくれた。

「教官は厳しいだろう、訓練も辛いものだろう。だがなぜなのか、考えてごらん。

お前たちはこれから巨人と戦わなければならない。

調査兵団は一度の調査で半数以上が死ぬ。

あんなにたくさん訓練して、あんなに強くなったのに。

なぜだかわかるかい? 恐怖で、怯えで、動けなくなってしまうんだ。殆どはそれで死ぬ。

見つけた力を存分に発揮するためには、身体だけでなく心も強くならなければならないんだよ。

教官はそれを直接教えようとしてくれているんだよ・・・お前たちを死なせないためにね。」

「あの日みたあの人のように、巨人を倒したいんだろう? だったらもっともっと強くなれ。

強くなったお前をみて、あの日のお前のように、また誰かがまたに続くんだよ 」


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