82: ◆.a46lvF.pU[saga]
2013/08/27(火) 20:42:57.53 ID:OnktNF440
「そうか。そういうあやせはどうするんだ?そろそろ進路決めてんだろ?」
「それが…まだ…」
83: ◆.a46lvF.pU[saga]
2013/08/27(火) 20:43:52.03 ID:OnktNF440
「大学は可能性を広めるところなんだよ。
確かにネームバリューの有無で就活に影響するかも知んねえけど、
それだけじゃ決まんねえよ。
要は4年間でやりたいことを見つけて、そのために努力する。
84: ◆.a46lvF.pU[saga]
2013/08/27(火) 20:44:41.52 ID:OnktNF440
でも確かに、わたしはもっと具体的な職業を念頭に大学を選ぶべきだと思っていました。
けどその道の専門知識もないまま、具体的な職業を選択するってのも難しいですよね。
85: ◆.a46lvF.pU[saga]
2013/08/27(火) 20:45:38.78 ID:OnktNF440
お返し、今できることと言えば
「京介さん」
86: ◆.a46lvF.pU[saga]
2013/08/27(火) 20:46:22.98 ID:OnktNF440
わたしは京介さんの頭をそっと持ち上げて、無理矢理膝枕をする。
「お、おい!」
87: ◆.a46lvF.pU[saga]
2013/08/27(火) 20:48:04.50 ID:OnktNF440
今のわたしは気付いてる。
あれだけ彼に攻撃的だったのは好きだったから、照れていたから。
けど、あんなことしても何の意味もなかった。
むしろ、彼に嫌われるだけだ。
88: ◆.a46lvF.pU[saga]
2013/08/27(火) 20:48:36.11 ID:OnktNF440
わたしは彼の黒髪を優しくなでる。
彼の髪はさらさらで、触れているわたしの手も幸せだ。
彼の髪、彼の寝顔、彼の体温、彼の重み…
89: ◆.a46lvF.pU[saga]
2013/08/27(火) 20:49:28.95 ID:OnktNF440
「うお!?」
彼がいきなり起き上がる。
90: ◆.a46lvF.pU[saga]
2013/08/27(火) 20:50:38.64 ID:OnktNF440
「すごーい!」
わたし達は今、ザタワーズウエストのエレベーターに乗って、45階まで登っているんですが…
91: ◆.a46lvF.pU[saga]
2013/08/27(火) 20:51:28.20 ID:OnktNF440
「ほら、きれいでしょ」
「ああ、こりゃすげえ」
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