15: ◆bsVOk5U9Es[saga]
2013/08/28(水) 21:17:56.14 ID:0wTRHLBzo
スーツ姿の男性と、双子なのでしょうか顔つきの似通った女の子が二人。甘い香りが漂う洋菓子屋さんの前で話し込んでいました。
私が立ち止まって見ていると、男性は彼女たちを残して一人店内へと入っていきます。
すると彼女のたちは、弾かれるようにしてその隣にあるコンビニへとぱたぱた駆けて行くのです。
とりたて珍しい光景ではないのかもしれませんが、なぜだがその時の私は彼女たちのことが無性に気になってしまい、後を追うようにしてコンビニの自動ドアを抜けました。
店内をきょろきょろと見渡すと、先程の二人が化粧室へと駆け込む姿が見られます。
不思議なことに一人づつ入るのではなく、二人同時にスライド式のドア奥へと消えていくのでした。
そんなに急いでいるのなら、洋菓子店とコンビニとで別れればいいのでは?
彼女たちの行動に頭を悩ませていること数分。入った時と同じように二人揃って扉から姿を現すと、またもやぱたぱたと駆けて行きます。
私も直ぐに追いかけようと思ったのですが、何も買わずに店を出ることに気が引けてしまい、レジ前に陳列されたガム一つの会計を済ませてからその場を後にしました。
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