5: ◆bsVOk5U9Es[saga]
2013/08/28(水) 21:11:06.39 ID:0wTRHLBzo
年明けと同時に私は、いえ、私と両親、そして親戚一同の皆様方は記念すべき日を迎えました。
さすがに親戚一同の皆々様まで含めますと、少し見栄を張り過ぎたかもしれません。しかしながら、お目出度い日であったことには変わりないはずでしょう。
積雪に覆われた八雲山が、赤々と燃える太陽の熱を反射してきらきらと一面に眩い光を放ち始める頃に、私は産声を上げたのでした。
朝靄にぼやけた空は朱と藍が入り混じっており、それが日の昇りにつれて霞がかった遠くの山々の輪郭をゆるやかに顕としていく様は、非常に幻想的であったと聞きます。
惜しむらくは私がその光景を直接目にしていないことですが、それもきっといつか叶うことでありましょう。
143Res/91.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。