過去ログ - 鷹富士茄子「幸運にめぐまれて」
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85: ◆bsVOk5U9Es[saga]
2013/11/12(火) 13:06:36.74 ID:339cQtP9o
 
 程なくして曲が止むと、三人はステージ中央へと揃います。
彼女たちは互いに微笑み合い、客席へと大きく手を振りました。
割れんばかりの歓声がホール内に木霊すれば、彼女たちはまた笑い合うのでした。

以下略



86: ◆bsVOk5U9Es[saga]
2013/11/12(火) 13:07:16.53 ID:339cQtP9o
 
 ちょっとした彼女たちのお喋りを挟みと、再び会場内にはメロディーが流れます。
その中を三人は入れ替わり立ち代わり、声を音に乗せて運び続けました。
途切れること無く続く歌は、やがてステージを。客席を、そしてホール中を満たしてゆきます。
私の中にだって、当然の如く音楽は満ち溢れておりました。


87: ◆bsVOk5U9Es[saga]
2013/11/12(火) 13:07:44.74 ID:339cQtP9o

 音に包まれるということがここまで幸福であることなど、私は知らずにおりました。
今日、この場所に来なかったのならばきっとこの先も知ることはなかったろうと思います。
ですから、私は持ち前の運良さに一層と感謝せねばならぬでしょう。

以下略



88: ◆bsVOk5U9Es[saga]
2013/11/12(火) 13:08:18.02 ID:339cQtP9o

 楽しい時間とはあっという間に過ぎてしまうもので、残るサイリウムも一本、一本、また一本と色褪せてしまいます。
新たなサイリウムを折る度に、「この時間がもっと続けば良いのに。」と子供染みたことを思わずにはいられませんでした。
当たり前ですがそんな願いは叶うこともなく、最後の曲となってしまいます。
曲名は『Melted Snow』
以下略



89: ◆bsVOk5U9Es[saga]
2013/11/12(火) 13:08:59.70 ID:339cQtP9o

 彼女たちが去ったステージ。残された私たちはアンコールを叫ぶのみです。
汗の流れるままに。声も枯れんばかりに。乙女の嗜みなどかなぐり捨てて叫びます。
明るかった照明が音もなく落ちれば、歓喜の声が響きます。
ステージへと駈け出した三人と、聞き覚えのあるメロディー。
以下略



90: ◆bsVOk5U9Es[saga]
2013/11/12(火) 13:10:15.06 ID:339cQtP9o

 後のことは、もう覚えておりません。
気づけば、こうしてホテルのベットに腰掛けておりました。
どうやって戻ってきたのか――勿論、向かった時とは逆の道を辿ったはずですが――こうしてぽうっと呆けているのでした。
手荷物の確認をしても、特に問題は無いようですから、無事に帰って来れたのだと思うほかにありません。
以下略



91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/12(火) 18:46:11.88 ID:bel86IWho
かっこいいなぁ三人とも


92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/12(火) 21:35:41.01 ID:EtcoJIk50
良いね。支援。


93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/12(火) 21:53:02.07 ID:2htvylSvo
спасибо!
茄子さんは可愛い(確信


94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/01(日) 04:14:04.44 ID:aPYwSOY1o



95: ◆bsVOk5U9Es[saga]
2013/12/11(水) 17:41:23.57 ID:Otj+sYD5o
 明くる日。岡山滞在二日目も、文句のつけようがない程に晴天でございました。
ベージュのカーテンからは僅かに陽光が漏れ、ベッドの足元に薄く影を作っております。
寝ぼけ眼を擦りながら、揺れるカーテンを開けば何処までも澄み切った青。名も知らぬ山の緑と、そこに架かった雲の白。
目にも鮮やかな景色であります。
窓を開けて、うんと伸びを一つ。清々しい空気をお腹いっぱいに吸い込めば、ぼんやりとした頭も忽ちすっきり。
以下略



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