19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/29(木) 16:50:47.41 ID:8JyrJxz20
玄ちゃんの指が私の髪の間を流れていく。優しく優しく、繰り返し繰り返し。
玄ちゃんの肩に押しつけた鼻から、彼女の匂いが入ってきて、私を満たす。
あったかい陽だまりみたいな香りだ。
この香りが、ぬくもりが、永遠に失われるなんて。
そう思うと悔しくて、悲しくて、涙が出そうになる。
でも、我慢。泣くわけにはいかない。
泣く権利は玄ちゃんのものだから。
これから何も知らない妹に真実を告げ、どん底に突き落とす私のものではない。
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