過去ログ - 真「秘密基地は夏の終わりに」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/29(木) 21:00:23.41 ID:Pb8MMJNZ0

 「いいねいいね! ひゃっほい! いたぁ!!!!」

真「え? えぇ!?」



突然の男性の悲鳴とも取れる声に驚いた僕は、顔を上げて膝小僧から男性の方へと視線を移していた

そこには頭を抱えて蹲る男性の姿があった



真「えっと、えっと……いたいのいたいのとんでけー!」



男性の抱えた頭を撫でながら、昔母さんが怪我をした僕の痛みを抑えるために唱えてくれていた呪文を必死に唱え続けた

すると、ゆっくりと頭を上げる男性

そこに見えた男性の目にはうっすらと涙が浮かんでいた



 「あはは……ありがと……」

真「だいじょうぶ!? いたくない!?」

 「おう! 君の御蔭でもう痛くない!」

真「よかった……」

 「…………よし、遊ぼう! 何する!? ままごとするか!!?」

真「え、え」

 「あれ……ままごと嫌い?」

真「き、きらいじゃないけど……」

 「じゃあ決まりな! 俺お父さん役! 君はお母さん役ね!」

真「……うん!」



僕はおままごとで女性役をやった事がなかった

友達同士でやる場合は、何時も割り当てられるのは男性の役

けれど……男性は自然と僕を女性役にしてくれた

初めての経験で僕は嬉しかったのだろう……いや、嬉しさ以上の何かを感じていた

子供って本当に単純だと思うが……僕は男性を好きになっていた



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