過去ログ - 【安価SS】モノクマ先生になって絶望を与えてみよう!chapter 3【ダンガンロンパ】
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103:希望ヶ峰学園文芸部 ◆rI6W0eLi2sQw[saga]
2013/09/05(木) 00:07:19.39 ID:GU6Tt7RZ0

苗木「しっかりしてよ!! みんなで外に……!!」

舞園「――生きていて、いいんですよ」

不二咲「…………」

不二咲「……あ…」

舞園「私は、不二咲くんに、生きていてほしいと」

舞園「そう、思っていますよ」

舞園「それだけで、いいんですよ」

不二咲「…………」

不二咲「本当?」

舞園「ええ」

苗木「舞園さん!!」

苗木「何を言ってるんだよ!? 追い詰めたのは舞園さんじゃないか!?」

苗木「なんで……なんで……!?」

舞園「苗木くんには、わからないんですよ」

舞園「前を向いて生きている人には。後ろしか向けない人の思いを」

舞園「どうしても立てない人に向かって立ち上がれなんて言うのは」

舞園「立つことの出来ない人を否定しているのと、同じなのに」

舞園「後ろ向きにしかならない思いを否定して。外に出ることの怖さを押し付けて」

舞園「勝てない人間だって、いるのに。それを無視して」

苗木「違う! 不二咲クンは勝てない人間なんかじゃない!」

舞園「現に、不二咲くんは耐えられないでいる」

苗木「勝手に決めてるのは舞園さんの方だ!」

苗木「不二咲クン、キミはいつか必ず、<絶望>に勝てるよ!」

苗木「絶対にだ!!」

不二咲「…………」

不二咲「いつかって……いつ?」

苗木「え?」

不二咲「…………」

不二咲「だって……今」

不二咲「今、決めないといけないのに」

不二咲「何もわからないんだ」

不二咲「どこに<希望>があるかなんてわからないんだ」

不二咲「外に<希望>はあるの?」

不二咲「本当に? 今まで信じてきたものは全て嘘だったのに」

不二咲「そんなこと、信じられない」

不二咲「怖いんだよ……どうしても」

不二咲「だったらこの中がいい」

不二咲「ここなら……死んだみんなの思い出があるから」

不二咲「そっちの方が、いい」




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