過去ログ - 【安価SS】モノクマ先生になって絶望を与えてみよう!chapter 3【ダンガンロンパ】
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16:希望ヶ峰学園文芸部 ◆rI6W0eLi2sQw[saga]
2013/08/29(木) 21:41:53.74 ID:yhP7bTUq0

《苗木の部屋》


苗木「あ、ありがとう、霧切さん」

苗木「眠れなくてさ……」

霧切「別に、いいけど」

霧切「…………」

霧切「あなたの相手は舞園さんだけじゃない」

霧切「みんな揺らいでる。あなたや舞園さんのような意志があるわけじゃない」

霧切「特に不二咲くんは……外に出ることを選ぶとは思えない」

霧切「彼は罰せられたがってるわ。……どうするの?」

苗木「…………」

霧切「挑発に乗って、一番間の悪い時に『卒業試験』させられることになったわね」

霧切「それでもまだ、考える時間が与えられただけマシなのかもしれないけど」

苗木「そうだね……挑発に乗って……」

苗木「…………」

霧切「……泣いてたの?」

苗木「……情けないよね」

苗木「一人よりちょっとだけ前向きなのが、ボクの唯一の取り柄だったのにさ」

苗木「後悔ばかりで、前を向けないんだ」

苗木「どうしてこうなる前に、舞園さんを止められなかったんだろうって」

苗木「そればっかり、考えてしまって……」

霧切「そんなんじゃ、舞園さんには勝てないわ」

霧切「……私も、彼女の意志の強さ……執念に」

霧切「何度も出し抜かれたわ」

苗木「霧切さんを出し抜くなんて……舞園さんってすごいんだね」

霧切「感心してる場合じゃないでしょ」

苗木「ご、ごめん」

霧切「私の甘さもあったと思う。死者をさらに殺すような真似が、私にはできなかった」

霧切「終わってる人間を、更に終わらせる方法が、わからなかった」

苗木「…………」

霧切「……でも、もう少し現実的に考えると」

霧切「葉隠くんの時、あの時に止められなかったのは」

霧切「おそらく最初から彼を狙って嵌めるつもりじゃなかったんだと思うわ」

苗木「どういうこと?」

霧切「十神くんの犯行に気付いたのが、多分葉隠くんと一緒に戦刃さんを見つけた時」

霧切「その時、『死体発見アナウンス』が鳴らなかったことで」

霧切「彼女は十神くんの犯行に気付いた。そこで葉隠くんを嵌める計画を一瞬で立てた」

苗木「…………」



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