過去ログ - 【安価SS】モノクマ先生になって絶望を与えてみよう!chapter 3【ダンガンロンパ】
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18:希望ヶ峰学園文芸部 ◆rI6W0eLi2sQw[saga]
2013/08/29(木) 21:43:19.53 ID:yhP7bTUq0

苗木「舞園さんが揺らがないなんて、嘘だ」

苗木「それしかないと思ってるだけなんだ」

苗木「そう思い込みたいだけなんだ」

苗木「揺らがないなら、揺らいでいないなら」

苗木「『どうして』なんて、叫ばない」

苗木「ボクには、あれが……」

苗木「『助けて』って、聞こえたよ」

霧切「…………」

霧切「そうだとしても」

霧切「どうするの?」

苗木「…………」

苗木「前に、霧切さんは」

苗木「ボクが、舞園さんの『聖域』だって言ってたよね」

苗木「今でもそう思う?」

霧切「思う、けど」

霧切「それが、何?」

苗木「…………」

苗木「その言葉を言い換えると、ボクは舞園さんの<希望>なのかな?」

霧切「……そう言えると思うわ」

苗木「…………」

霧切「苗木くん?」

苗木「……霧切さんの言葉を借りるなら」

苗木「『終わっている人間を、更に終わらせる方法』は」

苗木「残った<希望>を、砕くしかないんじゃ……ないかな」

霧切「……あなた、何を考えてるの?」

苗木「…………」

苗木「最低な方法だよ」

苗木「でも、舞園さんの中の<絶望>を砕くには」

苗木「これしか……思いつかないんだ」

苗木「<希望>ごと<絶望>を砕くような、こんな最低の方法しか、思いつかないんだ」

苗木「……それでも」

苗木「どれだけ舞園さんが苦しんでも」

苗木「ボクは助けたいんだ」

苗木「どれだけ恨まれても。憎まれても」

苗木「だって、約束したんだ」

苗木「何があっても、助けるって。信じるって。守るって」




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