過去ログ - 【安価SS】モノクマ先生になって絶望を与えてみよう!chapter 3【ダンガンロンパ】
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7:希望ヶ峰学園文芸部 ◆rI6W0eLi2sQw[saga]
2013/08/29(木) 21:33:00.59 ID:yhP7bTUq0

舞園「少し、独り言、いいですか」

セレス「わたくしに断りを入れる必要なんてありませんわ。ご自由に」

舞園「…………」

舞園「最初に怒りを感じたのは、『秘密』を暴露するというやり方だった」

舞園「芸能界でも、似たようなやり方で……大事な友達が、一人止めていった」

舞園「それを思い出すと、黒幕が許せなかった」

舞園「でもこの時は……まだ私は私だったかな……」

セレス「…………」

舞園「最初の『取引』だって、すごく怖かった」

舞園「でも、そばに……苗木くんがいてくれて」

舞園「その後、『学級裁判』でも、私のことを信じてくれて」

舞園「嬉しかったなぁ……」

セレス「…………」

舞園「でも、大和田くんが……自殺に近いやり方で死んだのは」

舞園「私が戦刃さんに当てたメモを見ちゃったからなんじゃないかって」

舞園「この時から、もう引き返せなくなって……絶対黒幕を見つけるんだって」

舞園「でもまだ……この時は、殺すなんて思ってなかった」

セレス「…………」

舞園「……三回目の事件の前。DVDを見せられた時に」

舞園「DVDの中で、私のグループのメンバーが……『仲間』が死んでいるのを見た時」

舞園「全てが変わったのだと思う……何もかも」

セレス「…………」

舞園「あれだけ、他人を蹴落としたり、『仲間』を裏切ったりすることは大嫌いだったのに」

舞園「……芸能界の経験が、嫌なふうに役に立っちゃったな」

舞園「モノクマの人形……あれは、私が葉隠くんを嵌めたから」

舞園「あんなもののためだけに、私は『仲間』の葉隠くんを……」

セレス「…………」

舞園「それでも生き残ったみんなだけは外に出したいと思った」

舞園「けど……苗木くんが狙われて」

舞園「……私には、あの方法しか思いつかなかった」

舞園「本当に、あの時は……きっとみんなに伝わると」

舞園「みんななら、諦めずに、黒幕を倒して、外に出てくれると信じてた」

舞園「その為なら、いくらでも踏み台になれた」

セレス「…………」

舞園「でも、みんなが……私を助けてくれた」

舞園「……嬉しかった。だけど」




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