過去ログ - 【安価SS】モノクマ先生になって絶望を与えてみよう!chapter 3【ダンガンロンパ】
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希望ヶ峰学園文芸部
◆rI6W0eLi2sQw
[saga]
2013/09/03(火) 00:58:54.65 ID:UBxNUNqL0
《玄関ホール》
大神「…………」
桑田「オーガ? 何やってんだ?」
大神「……桑田か。お主こそ、何しに来た?」
桑田「いや、まあ……結局、ここを開けるかどうかを決める話なんだろ?」
桑田「だから見に来たんだよ。なんかわかるっかなぁって」
大神「なるほど。確かにな」
桑田「オーガは……何持ってんだ? 生徒手帳?」
大神「……朝日奈のものだ」
大神「死の間際に残したメッセージが、ここに残っている」
大神「『わたしたちは なかまだった お』……と」
桑田「ああ……」
桑田「お、で終わってるのか?」
大神「……我の想像でしかないが」
大神「『おもいだして』と言いたかったのではないかと、我はそう思っている」
桑田「思い出して、か……」
桑田「今のさやかちゃん見てると、思い出すことがいいとは思えねぇけどな」
大神「……そうだな」
桑田「…………」
大神「…………」
桑田「この外に、何があるんだろうな?」
大神「そうだな。<希望>も<絶望>も」
大神「外の世界にはある。ではここには何があるだろうな」
桑田「……だけどよ……」
桑田「死んだら終わりじゃねぇか。外は危なすぎて、簡単に殺されるような感じなんだろ?」
大神「そうだ。死ねば終わりだ」
大神「外の世界は危険で満ち溢れている」
大神「この学園にいる限りは、安全なのだろう」
大神「死ねば何もかもが……<希望>も<絶望>も終わってしまうのだ」
大神「だが、それならばここには何があるのだ?」
大神「この学園の中は、安全以外に」
大神「一体、何がある?」
桑田「……オーガも迷うんだな」
桑田「オーガは外に出るとばっか思ってた」
大神「我も、簡単に死ねぬ理由があるのだ」
大神「我もまだ、未熟な証拠だな」
桑田「人類最強のオーガがそんなこと言うなよ……」
桑田「さやかちゃんの言うとおりにしとけば」
桑田「死ぬことはないんだろうけどよ……」
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