過去ログ - 魔王「勇者が金欠過ぎて街の飯屋でアルバイトしてる、だと……?」
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37: ◆4jPnOLgqH.[saga]
2013/09/13(金) 00:37:58.23 ID:ykR6o/F50
勇者「エールの樽は……これだな。あと残り少なくなってたし、一応ワインの樽も持っていこうかな」

??「おや、凄い力ですね。筋骨隆々の男二人でやっと持ち上げられる酒樽を同時に二つも……筋力はもはや武神級ですね」

勇者「へ?あれ、秘書さん、どうしてこんな所に?」

秘書「いえ、こちらはある――魔子様のように力仕事では戦力に成り得ませんから、倉庫にある材料や酒の貯蓄を確認していたところです。
   丁度会計も一息吐きましたし、やはり自分が働く現場の全貌は把握しておきたいですから」

勇者「いやでも、まだお客さんいるよね?会計は――」

秘書「体格や身形、入店時間から計算すれば、客がどの程度で食事を終えるかを予測するのは安易です。次の会計は、4番テーブルですね。
   カップルでしたし、これから10分程で食事を終了し、会計を取るでしょう。その次が如何にも酒飲みの1番さんですか」

勇者「……凄いんだね」

秘書「この程度の計算力、勇者様の豪腕には到底及びません。それより早く樽を持っていかなくて良いのですか?その酒樽、追加分でしょう?」

勇者「あ、あぁそうだね。それじゃ、そっちも頑張って!」


秘書「……まさか勇者と同職場で勤務する事になるとは、魔生とは分からないものですね。まぁ、勇者の力量も測れますし、主も内心喜んでいますし……良しとしましょうか。
   しかし主よ……魔王ではバレるから偽名で魔子というのは……従者として少々ネーミングセンスと言う物を疑ってしまいます」



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