過去ログ - 魔王「勇者が金欠過ぎて街の飯屋でアルバイトしてる、だと……?」
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8: ◆4jPnOLgqH.[saga]
2013/08/31(土) 01:13:09.76 ID:OeENFgkc0
勇者『お待たせ致しました。こちらビーフシチューになります。伝票はこちらに置いておきますね』


秘書(しかし主が常に気に掛けていた、最も驚異となると予想された勇者が、こんな城下町の食堂で働いているとは……。
   期待外れだったか。他の勇者候補達は主の足元にも及ばない雑兵ばかりだったが、この者もきっとこれで――)

魔王「ん?……お、おい秘書よ、フォークなど持って何をする気だ?」

秘書「少し腕試しを、と思い至りまして。どの道これで死んでしまうようなら、他の勇者達と同じ――という事ですよ」

――ビュッ
――――バシィィィィッ

勇者『おっと……ん?何だこれ……フォーク?』

秘書(止めた、だと?背後から投擲された物を、しかも片手で……偶然か?いやこんな場所で襲撃されるなんて夢にも思わない筈。
   現にこちらに注文を取りに来た時、勇者は無防備だった。殺気は隠していたし……まさか飛んでくる物体の気配を読んで掴んだのか?)

魔王「お前何やっとるんじゃぁぁ……!フォークでも首筋に刺さったら死ぬだろうが……!」

秘書「いえ、勇者の力量を測ろうと思い、先陣を切らせて頂きました。さぁ主も御一つ」ササ

魔王「いやフォーク出されても後陣はないからな!? っていうか真面目に仕事やってる勇者の邪魔するなよ、可哀想だろうが……!」

秘書(あの勇者、もしや体から魅惑類の魔法でも放出してるのでしょうか。いえ、きっと主は勇者を観察して弱点を模索しているのだ。
   そうに違いないそうであって欲しい。主は気分屋だから、いきなり勇者に惚れたと言い出しても不思議ではない。それは流石に先代が泣く)



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