過去ログ - 削板「一緒に暮らさないか、百合子。」
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22: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2013/09/03(火) 22:53:47.67 ID:aSNq81Rdo



「ちょうどいい機会かもな。」

上条とインデックスを介して神裂を紹介され、彼女に大まかな話を聞いた一方通行が最初に呟いたのは、そんな言葉だった。

第三次世界大戦の経験から魔術の存在を認識しており、加えてインデックスから基本的な知識については与えられていたからだろうか。普通の人間が聞いたら笑い飛ばすか、呆れるか、とにかく質の悪い冗談だとしか思わないようなことも彼女は比較的あっさりと受け入れた。

「何が、ちょうどいいんだ?」

上条は恐ろしくなって訊ねた。
その表情が久し振りに見るもの―とある少年が彼女の前に再び現れてからは大分存在が薄れていた、『第一位』のそれ―だったので、上条は寒気すら感じたのだった。こういう表情をしているときの彼女は、大概いいことを考えていない。

「これのテストだよ、」

彼女はとんとん、と首元を戒める奇妙な機材を叩いた。その笑顔はぞっとするほど美しかった。

「オマエには見せてやってもいいか。」



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