過去ログ - 削板「一緒に暮らさないか、百合子。」
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◆owZqfINQN1ia
[sage saga]
2013/09/07(土) 17:03:02.44 ID:lxiuhEmco
「……オマエ、何でここにいンの?」
ある日、学園都市第一位が昼寝から目覚めると目の前にいる筈のない修道女がいた。簡潔に状況を説明するとこんな感じである。
「遊びに来たららすとおーだーが出てね、あくせられーたは今寝ていて、自分はちょうど出掛けるところだって言うから、それだったらあくせられーたが起きるまで留守番するね、って言ったんだよ。」
そういえばあの少女、今日は超電磁砲と出掛けるとか言っていたか。色々と過保護で打ち止めが一人で出歩くことに目くじらを立てることの多い第一位だが、さすがに第三位が保護者を買って出てくれるというのであればその限りではない。彼女が同行していて防げないトラブルなど、それこそ一種の天災みたいなもので、そんなものを心配していたらキリがない。
「それにしたって起こせばいいだろォが。」
現在黄泉川は仕事であるし、芳川は知り合いの論文の手伝いだとか言って半月ほど前から絶賛どこぞの大学に缶詰中である。番外個体はどこほっつき歩いているかは知らないが、彼女について他の妹達と同じレベルで心配していると心臓が持たないので、努めて考えないようにしている。つまりこの家には先ほどまでリビングのソファで寝こけていた自分と、客である彼女しかいなかったというわけだ。
「でも、私が来て未だ10分くらいなんだよ。あくせられーたの本を借りて読んでたし。」
「人んちに遊びに来て一人遊びねェ…。」
「でも、あくせられーたを起こしたところでお話か読書くらいしかしないでしょう?あんまりやること変わらないよ。」
修道女はそれが嫌いじゃないという風なことを匂わせて、客がいながら寝こけていたことに少しばかり申し訳なさのようなものを感じ始めている一方通行にフォローを入れた。そもそも連絡もせず勝手に訪ねてきたこちらも悪いのだし。
打ち止めや番外個体がいるときならテレビゲームやらカードゲームやらで遊ぶことも多いのだけれど、一方通行と二人で遊ぶとなるとむしろただ話しているだけのことの方が多かった。それぞれが知識の塊である彼女たちは、何気ない会話をしているだけで得るものが多いらしい。
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