15:もーん ◆/Pbzx9FKd2
2013/08/31(土) 22:12:47.40 ID:qshCWE1+0
「あのさ、敬語はやめないか? 間に壁一枚隔ててるような、そんな気がするんだ」
「……えぇ、そうですね。じゃあやめますから、私のこと、サーニャって呼んでください」
「あぁ、分かったよ、サーニャ。私も、エイラって呼んでくれないか」
「はい、エイラさ……エイラ」
「学年が違うからいきなり敬語無しってのは難しいよな。徐々に慣れてくれればいいんだ」
「うん……エイラ」
彼女は一度私の名前を口にすると、私の頬に両手をあわせて顔に近づける。
彼女は私よりも頭一つ分背が低い。
だから必然的に、少し屈むことになる。
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