過去ログ - 毒盛り男]＜オリジナル＞ -SS速報VIP

過去ログ - 毒盛り男]＜オリジナル＞

↓ 1- 覧 板 20

11:坂下坂上
2013/08/31(土) 23:17:01.66 ID:6MRWQB+C0
毒盛り男Another watcher

近頃街を賑わす話題の一つに「毒盛り男」がある。
路頭に迷うホームレスを次々と殺害、死因は全て毒殺。現場にはどれも食べかけの食品が残されていることから方法は食品に混ぜることでの摂取とみて間違いないだろう。犯人は不明、目撃者も無し。

以下略

12:坂下坂上
2013/08/31(土) 23:17:38.72 ID:6MRWQB+C0
「あー！もしかして「毒盛り男」
の事でしょ！」
なんと！そういえば子供の意見は聞いてなかったな。子供の情報網というのは、中々に馬鹿にできないものがある。
「ねぇ、あっちに行けって言ってるし早く帰ろうよ…」
「いや、どうせなら君達にも少しお話も聞かせてもらえないかな？僕も丁度その「毒盛り男」について調べてたんだ」

以下略

13:坂下坂上
2013/08/31(土) 23:18:41.37 ID:6MRWQB+C0
「まぁ、素人の情報網じゃあ、限界があるよな…」
今日は久しぶりに早く上がるかな。と、そこに見慣れたが見慣れぬ顔が、正確には見慣れた顔の見慣れぬ者が居た。
「あり？おみゃーは小田っぺじゃねぇが？」
私をこんな呼び方で呼ぶのは記憶に一人しかいない。高校の同級生、岡山だ。しかしなんだこの姿は。
「いやー株でぼろ儲けしようとしてぼろ負けしてまってなー。おかげでこんな有様よぉ」

以下略

14:坂下坂上
2013/08/31(土) 23:19:17.17 ID:6MRWQB+C0
「んぁ～、やっぱり酒は美味い！」
「そんで、なんか知らないか？」
突如として岡山は真剣な表情になった。
「…俺の仲間から聞いた話だ。あんまりアテにはせんでくれぃ」
「…？」

以下略

15:坂下坂上
2013/08/31(土) 23:20:00.71 ID:6MRWQB+C0
「ありがとう」とだけ言って、その場を立ち去ろうとした時。
「まぁ、気楽に、肩の力抜きぃや」
と、会った最初の笑顔で岡山は言った。
「なりすぎんのも、問題だがな、おめーみてーになんねーようにするさ」
わたしは、最近になって久しぶりの軽口を叩いた。

以下略

16:坂下坂上
2013/08/31(土) 23:21:11.33 ID:6MRWQB+C0
「ありがとう」とだけ言って、その場を立ち去ろうとした時。
「まぁ、気楽に、肩の力抜きぃや」
と、会った最初の笑顔で岡山は言った。
「なりすぎんのも、問題だがな、おめーみてーになんねーようにするさ」
わたしは、最近になって久しぶりの軽口を叩いた。

以下略

17:坂下坂上
2013/08/31(土) 23:22:47.28 ID:6MRWQB+C0
16はコピペミスです

「うん、いいよ。僕の家近いからそこでもいい？」
今は暑い、確かに、この子の家の方が涼しいだろう。好意に甘えさせていただきたいが。
「いや、お母さんもいるだろう。直ぐに終わるからここでもいいよ？」

以下略

18:坂下坂上
2013/08/31(土) 23:23:26.32 ID:6MRWQB+C0
「…どこ？そこ」
少年は動揺した様子も無く本当に分からないといった表情で聞き返す。
「河川敷さ、ほら、学校の近くの」
「あ～ホームレス川のとこかぁ」
ホームレス川、恐らくこの子達の間での呼び名だろう。

以下略

19:坂下坂上
2013/08/31(土) 23:26:34.44 ID:6MRWQB+C0
第三編までが終了しました。

これでこの事件の物語は全て終了です。
これ以降は少し昔話でもするとしましょう。

20:坂下坂上
2013/08/31(土) 23:27:16.54 ID:6MRWQB+C0
四題噺 Before days part mother

「この子の名前は何がいいかしら」
「そうだな…よし！太一にしよう。太く、たくましく、一途に生きる。太一だ」
「太一。いい名前ね…。太一、今日から貴方は私たちの子供よ…」

以下略

23Res/19.66 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ