69:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/03(火) 00:48:54.29 ID:AoxTbu740
石丸「誰か…いるだろう?」
返事は無い。
足を半歩進める。狭い空間だ、少し進めば奥に辿り着く。物がひしめき合っていて人探しはしにくいが、探そうと思えばすぐに見つかるはずだ。
石丸「さっき入るのを見た。誰かいるのだろう?」
微かにヒュウヒュウと風の音が聞こえる。おかしい。この部屋には窓や換気扇の類は無い。
更に半歩前へ進む。何かに拒まれているような気がして、足がどうにも進まない。僕の足ならもう少し根性がもってほしいものだ。
石丸「はは…何も隠れなくてもいいだろう?」
乾いた笑いをはきながら、また、半歩。ドサリと近くで何かが落ちた音がする。それと同時に息を飲むような音と体の倒れるような音が、聞こえた。
石丸「大丈夫かね?!」
入り難い空気に押され固まっていた身体が級友の危機に動きだし、音の発生した方へと向かう。
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