過去ログ - 石丸「そして僕はまた間違える」
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740:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/10(日) 01:13:49.19 ID:ilasPNge0
大和田「…人質なんぞ取りやがって…卑怯モンが…」

石丸「やめろ!不二咲君を離すんだ!」

戦刃「…なら、この部屋を出て」

石丸「不二咲君の解放が先だ!」

戦刃「そっちが先」

大和田「くっ……」

不二咲「ごめんね…ごめんね」

戦刃「……」

不二咲(…なんで僕はこんなに弱いの…)




僕の首元に、銀色に光るナイフがあった。
冷たくて、鋭くて、黒くて、キラキラしてて、そして泣きそうな僕の顔が映っていた。
僕の体は江ノ島さんだった人に抱えられて足が浮きかけてた。


(女の子に抱きかかえられちゃうなんてやっぱり情けないな)


なんて、緊急事態なのにそんな危機感のないことばっかり頭に浮かんで、こんな時まで自分のことしか考えられない自分が情けなくて情けなくて、思わず涙が出た。
涙が顔を伝って落ちて、それを目線で追いかけていたら、服の中に潜ませたあるものの存在を思い出した。
それを使えば僕はこの腕の中から脱出できるし、現状を打破できるかもしれないけど…
それを使う勇気は僕にはない
…情けない




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