856: ◆Nv7JqrEoRxto[saga]
2013/12/01(日) 02:26:30.50 ID:QMTkWK340
包丁を用意して
模擬刀を確保しておいて
後は部屋を入れ替えてもらって準備は完了。
手紙を使って桑田君を誘惑した。
彼が罠にかかることは確信していた。彼は私に気がある。
薄汚い欲望と、確信にも似た淡い期待を胸に私に殺されにくるだろう、そう私は確信していた。
これから襲われるとも思わずに、無邪気に笑いながら、欲望を隠しきれない顔で桑田君は私を待っていた。
私はそんな桑田君を見て苛立ちしか覚えなかった。
嫌悪と憎悪。でもそれは彼が私に対して性的欲望を抱いているという事実に対してでは無かった。
私は彼が音楽を、芸能界を舐め切った発現をしたことが許せないんだ。
そう思い込もうとしたけど、
私の部屋で期待を膨らませながら私を待つその姿が、苗木君の隣でその先の未来を期待している私とどうしても重なってしまう。否定したいけど出来なかった。ああなんて醜いの
そんな矛先を間違えた憎悪と、「女」を利用している自分への嫌悪を込めて私は包丁を振りかざした。
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