902: ◆Nv7JqrEoRxto[saga]
2013/12/09(月) 01:38:16.03 ID:do1F3rvA0
 舞園『…言ってください。はやく、終わらせてください』 
  
 苗木『…ごめん』 
  
 舞園『……』 
  
 苗木『舞園さんのことは好きだよ。大切だし、かけがえのない人なのは確かなんだ』 
  
 苗木『…でも、ごめん。僕がそういう意味で好きな人は、別の人なんだ』 
  
 舞園『……』 
  
 苗木『…ごめん。僕も分かってたのに。舞園さんに辛い役を押し付けて』 
  
 舞園『…別にいいんですよ。いつかは…ちゃんと言いたいって思ってましたから。ちゃんと聞いてくれて、終わらせてくれて、感謝してるくらいなんです』 
  
 舞園『ちゃんと…答えを出してくれて、ありがとうございました』 
  
 苗木『…ボクは、ボクたち三人の関係をずっとこのままの形でいたいと思ってた。…わがままだって思ってたけど、舞園さんも、霧切さんも大切な仲間だから』 
  
 苗木『そのまま卒業して、時間が経って三人とも別の人を好きになって、また友達に戻れればそれでいいなんて思ってたんだ』 
  
 苗木『…甘えてたよ。舞園さんと霧切さんの優しさに。君はとっくの昔に答えを出していたのにね』 
  
 舞園『…みんな、同じですよ。私もあのままで居たかった部分はありました。…でも』 
  
 舞園『やっぱり駄目ですよ。これじゃきっと後悔が残ります。時間が経って今の思いが形を変えたって、好きだったって事実は変わらないんですから」 
  
 舞園『あの時やっぱり思いを伝えていれば…なんて気持ちを抱えて生きるなんて…辛いですよ」 
  
 舞園『終わらせるって大切なんです。終わらせなければ、新しく始められませんから』 
  
 舞園『だから、私のことは気にしないでください。私は変わりませんから。私はこれからも二人の大切な友達でいますから』 
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