過去ログ - 関裕美「願い事手帳」 -SS速報VIP

過去ログ - 関裕美「願い事手帳」

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1: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/09/01(日) 03:11:22.29 ID:WVTicY3ko
「そういえばこれ、随分前に書いてたなぁ…」

机の奥底から飛び出して来た一冊の手帳。

「…じゃないじゃない、お部屋の掃除をしてたんだったね…」

アイドルとしての、慌ただしい夏休みも今日で終わり。
明日からはまた学校が始まります。

「その前に少しお部屋の整理くらいはしておかないとね」

お仕事も学校も両立出来ないと『お姉さん』にはなれそうにないし…。

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2: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/09/01(日) 03:12:06.18 ID:WVTicY3ko
「で、でも、流石にセクシーなお姉さんはまだ無理かな…？」

愛梨さんみたいな色気は私にはまだ早いみたいです。
プロデューサーさんにも止められちゃったし…。

以下略

3: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/09/01(日) 03:13:01.90 ID:WVTicY3ko
「だ、大丈夫、大丈夫！」

それでも良いって思ってくれた人たちが私を支えてくれてる。

「これもどこかに一回仕舞っちゃわないとかな…かさばるし…」

以下略

4: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/09/01(日) 03:13:47.75 ID:WVTicY3ko
「思ったより最近のが少ないかな？」

出てくるのはどれも古いものばかり。
それもアイドルになる前のもの。

以下略

5: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/09/01(日) 03:14:21.53 ID:WVTicY3ko
「こうして見るとスペインの時のアクセも思い出が一杯…」

沢山あるアクセサリーの中でも思い出の詰まったアクセサリーは一段と輝いて見えるかも…。

「考えすぎ…じゃないよね」

以下略

6: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/09/01(日) 03:15:21.33 ID:WVTicY3ko
「…本当、物好きなプロデューサーさん」

プラスチックのケースにひょいとアクセサリーを移していく。
…思い出が詰まったアクセサリー以外のものだけを。

以下略

7: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/09/01(日) 03:16:00.92 ID:WVTicY3ko
「願い事手帳…アイドルになりたての時に作ったんだっけ…」

確かお父さんに真っ黒の手帳を貰って…
あんまり可愛くないなぁ、なんて思いながら作ったんだったっけ。
そんなこと、くれたお父さんに言えないけど…。

以下略

8: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/09/01(日) 03:16:27.07 ID:WVTicY3ko
関裕美(14)
i.imgur.com
i.imgur.com
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9: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/09/01(日) 03:17:04.18 ID:WVTicY3ko
書き溜めここまで。
溜まったらまた来ます。
次から多分願い事手帳に触れていきます。
触りだけ考えてたけど誕生日来たばっかりで油断してた。
はぴはぴしてます。

10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/01(日) 03:43:43.12 ID:y7+RnW6lo
おう、やっぱりきたか
おめでとう！あんたのおかげで関ちゃんの可愛さを知れたぜ

11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/01(日) 08:30:15.48 ID:l/0/5TTHo
これは支援。
期待ですっ☆

12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/01(日) 08:58:50.62 ID:WhBrQIj70
やっぱ来てたか
期待して続き待ってるわ

13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/01(日) 10:54:56.37 ID:K/x+5bL3o
来ると思ってた。

さあ、もっと関ちゃんを好きになる魔法をかけてくれ！

14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/01(日) 17:18:15.76 ID:gzYz36bHO
関ちゃん再SR化したし、そのうち新作を書くだろうと思ってたがやはり来たな。
期待

15: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/09/01(日) 17:31:36.55 ID:WVTicY3ko
書き上がった！
…けどちょっと今回あっさりしてます。

16: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/09/01(日) 17:32:06.52 ID:WVTicY3ko
「なんか変なこと書いてたら嫌だなぁ…」

薄っすらと内容自体は覚えてるけど…。

少し埃でサラサラする手帳を一撫でして捲ってみます。

以下略

17: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/09/01(日) 17:32:33.01 ID:WVTicY3ko
「うっ、覚悟はしてたとはいえ我ながら凄いマイナス思考だね…」

正直このまま忘れてた方がいいレベルかも…。

「昔のこと、昔のこと……」

以下略

18: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/09/01(日) 17:33:02.64 ID:WVTicY3ko
うん、増えた。

沢山、沢山。

事務所のお姉さんにも、…こんなこと私が言うようになるとは思わなかったけど後輩の子にも。

以下略

19: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/09/01(日) 17:33:38.75 ID:WVTicY3ko
「せっかくだから叶ったお願い事の変わりに新しいお願いごとを追加しようかな」

……今度はもう少しポジティブなお願い事を。

以下略

20: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/09/01(日) 17:34:09.39 ID:WVTicY3ko
「案外すぐに叶っちゃうかな？」

そうしたらまた○を付けて新しく願い事を書き加えよう。

ふと、書き足したずっと下を見てみると横線で消してある文字。

以下略

21: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/09/01(日) 17:34:40.15 ID:WVTicY3ko
ぐっと唇を噛む。

これは私だ。
私の泣き声だ。
昔の、私の泣き声。

以下略

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